スープといっても野菜スープやポタージュなど、様々な種類があります。スープとはどのような食べ物なのか、基礎知識を押さえておくとより美味しく味わうことができます。
スープは大きく分けると2種類
スープには2つの種類があります。透明なスープのコンソメタイプと、とろりとしたポタージュタイプです。ただし、フランス料理ではスープであればどちらもポタージュと呼びます。
ポタージュはさらに、ダシをベースにしているものと、ダシを使わないものに分類できます。
【ダシがベースのスープ】
- ポタージュ・クレール:澄んでいるスープ
- ポタージュ・リエ:野菜ピューレをつなぎとして、とろりとしたスープ
【ダシをベースとしないスープ】
スープは飲み物?食べ物?
日本で昔から飲まれてきたみそ汁は、「飲む」と表現することが多いです。しかし、英語では「eat a soup」と表現します。つまり、スープは食べるものなのです。コンソメのように透きとおった具のないスープも、野菜がたっぷり入った具だくさんのスープも、どちらも「食べる」ものとしてテーブルに置かれます。
ダシによって異なる調理時間
ダシは大きく分けると「和」「洋」「中」の3種類です。和食のダシは煮立たせないのが基本とされています。昆布・カツオなどの旨味成分で味わい深く、心地よい香りを加えるのが目的です。一方、洋風や中華風のスープの場合、素材の中に眠るエキスを抽出する目的があります。
また、原材料となる動物の骨や肉にはゼラチン質が多く含まれているので、長時間煮込まないと美味しいスープになりません。和の場合は短時間、洋・中の場合は長時間が基本の調理時間です。
トマトを使って作る野菜スープは栄養たっぷりでヘルシーなので、人気があります。ミネストローネもトマトを食材に使用していますが、トマトスープとは異なるスープということをご存知でしょうか。
こちらでは、トマトスープとミネストローネの違いについてご紹介します。
トマトスープとは?
トマトスープは、トマトを使ったスープのことです。トマトを裏ごししているものもあれば、トマトをつぶしただけで入っているものもあり、どのような形状であってもトマトスープと呼ばれています。
食べてみると、トマトの味が強く感じられます。トマトスープとは、まさに「トマト」が主役のスープなのです。
ミネストローネとは?
ミネストローネは「具が多いもの」を意味する「ミネストロラ」が由来です。具がたっぷりと入っているミネストラに、パスタ類や米などを加えるとミネストローネとなります。ミネストローネの場合、ベースとなるのは玉ねぎ・にんじん・セロリなどです。それ以外にも季節の野菜を入れることがあります。
ミネストローネといえば、真っ赤なトマト色のスープというイメージがあると思います。しかし、実は「ミネストローネには必ずトマトが入っていなくてはいけない」という決まりはありません。
トマトが入っていなくても、ミネストローネなのです。イタリアではトマトが入っていないものや、トマトが入っていてもあまり色がついていないものもあります。トマトにこだわらず、いろいろなミネストローネを楽しんでみるのもよいでしょう。
普段から何気なく飲んでいるスープには様々な種類があります。当たり前だと思っていたスープの常識も、知識を深めることでより美味しく味わえるようになります。常識にとらわれ過ぎず、いろいろなスープを楽しみましょう。
パンデュースでは野菜のうまみを感じられる、野菜スープを取り扱っています。素材にこだわっているため、本格的な味わいをご自宅でお楽しみいただけます。オーガニック小麦・全粒粉を使ったプチパンとのセット商品なども人気です。パンデュースの通販サイトでお取り寄せ可能です。野菜スープの素材本来の味を堪能したいとき、パンに合う野菜スープをお探しのときは、ぜひパンデュースの商品を取り寄せください。