全粒粉パンはヘルシーといわれています。
それでは、実際にどれくらいのカロリーがあるのでしょうか。
カロリーの違い
一般的な製法で作られた食パンは、1枚あたり約156キロカロリーです。一方、全粒粉で作られている食パンの場合、1枚あたり約159キロカロリーとなっています。数字だけでみると、一般的なパンと全粒粉のパンのカロリー数はそれほど大きく違いません。
この数字からもわかるように、全粒粉パン=ローカロリー=ヘルシーというわけではないのです。全粒粉パン=ローカロリー=ヘルシーという認識でいると、摂取しすぎてしまうおそれがあります。カロリー制限を行っている場合は、摂取した分がオーバーしないように気をつけましょう。
全粒粉と小麦粉の違い
全粒粉は小麦を丸ごと砕いて作ったもので、小麦粉は小麦の胚芽を排除して胚乳だけを粉にして作られています。別物だと思っている方も多いかもしれませんが、それぞれ同じ小麦なのです。比較してみると、全粒粉は100gあたり約328キロカロリー、小麦粉は100gあたり約365キロカロリーで、全粒粉のほうが若干低いことがわかります。
数値を比較してみると、それほどカロリーには差がありません。そのため、「どちらを選んでも変わらないのでは?」と思われがちです。しかし、含まれている栄養素が異なります。数値だけで判断せずに、栄養素もきちんとチェックしたうえで選ぶことが大切なポイントです。
その他に異なる点
似たような材料だとしても、実際にそれぞれを食べて比較してみると、全粒粉のほうが香ばしくて歯ごたえがあることがわかります。そのため、シリアルやクッキーなどにも使用されています。一方で、そのままだとグルテンが少ないため、パンを作る際はひび割れをしないように気をつける必要があります。ひび割れを防ぐため、薄力粉や強力粉と混ぜた製法も多いです。全体として柔らかさが大きく異なる分、栄養素が多く含まれているのが全粒粉の特徴です。
全粒粉パンは普通のパンと比べると歯応えがあるので、咀嚼の回数が増えます。噛めば噛むほど甘みも引き出されます。
こちらでは、全粒粉パンがダイエットにおすすめの理由をご紹介します。
低GI値
食べ物に含まれている成分によって、血糖値に影響を与えます。上昇する血糖値の具合を表したものがGI値です。この数字が大きいほど消化や吸収が早く、血糖値が上昇しやすくなります。
消化や吸収が早ければ、それだけ腹持ちも悪くなります。数字が小さいと消化や吸収は緩やかに行われますので、腹持ちが良くなるでしょう。一般的に、市販されている食パンなどはGI値が高い部類に入る食材です。
一方で全粒粉はかなりGI値が少ない食材となっています。血糖値が急上昇することは少なく、腹持ちも良いでしょう。
食べ応えがある
噛む回数が増えると甘味が増して味わい深くなるだけでなく、噛むことによって自然と満腹感がアップし、少ない量でもお腹いっぱいになります。また、満腹感が長持ちしやすく、食べる量を無理なく減らせます。全粒粉パンは食べ応えがあり、空腹感に悩まされにくいので、ダイエットにもおすすめです。
さらに、咀嚼することはカロリー消費にもつながります。咀嚼は顎を動かしているだけのように感じますが、意外とカロリーを消費しています。食事中ずっと動かしているので、人によっては数十分〜1時間ほど噛み続けることになるでしょう。たくさん噛めば噛むほどカロリーを消費するので、痩せやすく太りにくい体づくりが可能です。
ダイエットを成功させるうえで、食事の見直しはとても重要です。全粒粉のパンは一般的な食パンと比べて糖質が低く、さらに低GI値の食品なので血糖値の上昇も緩やかです。パンデュースでは、国産の全粒粉を使ったパンを販売しています。深みのある香りで、歯ごたえのある食感が人気です。
「全粒粉のパンを食べたことがない」という方も美味しく食べられるでしょう。国産素材を使用しているため、安心・安全な食品にこだわりたい方にもおすすめです。ヘルシーで健康的な食生活を送りたいとお考えの際は、ぜひパンデュースの全粒粉パンをお試しください。